「髪質改善って、本当に変わるんですか?」初回カウンセリングで、必ずいただく質問です。答えは「変わります、でも 4 回かかります」。今日はその 4 回の意味について、できるだけ平易に書いてみます。
髪は 3 層構造
髪は、外側から順に「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の 3 層からできています。ダメージを受けやすいのは、表面のキューティクルが浮いて、内部のコルテックスから水分・タンパク質が抜けていく段階です。
市販のトリートメントの多くは、表面のキューティクルを「コーティング」する仕組み。即効性はあるけれど、洗い流すと元に戻る。本当に変えたいのは、内部のコルテックスのほうです。
1 回目:表層補修(キューティクル)
初回は、まず表面を整えます。傷んだキューティクルに薬剤を浸透させ、内部に新しい栄養を届ける道をつくる工程。「鏡を見て『あ、艶がある』と感じる」のがこのステップです。
"Hair is read in months, not days."
けれど、この時点で内部はまだスカスカ。1 ヶ月経つと、初回の効果は半減します。
2 回目:内部補強(コルテックス)
2 回目は、内部のコルテックスにケラチンとアミノ酸を充填する施術です。前回の施術で開けた「道」から、栄養を奥まで届けていきます。
このタイミングが、実はいちばん変化が大きい。初回の倍くらい、「髪が変わった」と実感されます。多くのお客様が「もうここでいいや」と思いがちですが、まだ続きます。
3 回目:層の組み立て直し
3 回目は、これまで個別に補修してきた層を、全体として組み立て直す工程。3 層が連動して機能するように、薬剤の配合を変えます。
髪が「ふんわり」と「しっとり」を両立する状態。日常のブローや巻きの持ちが、明らかに変わります。
4 回目:髪質定着
4 回目は、改善された髪質を「定着」させる工程。施術頻度を月 1 から 2 ヶ月に 1 回へ移行できる状態をつくります。
4 回目以降は、メンテナンスのため 2〜3 ヶ月に 1 回のご来店で大丈夫。ご自宅でのケアコストも、市販トリートメントの 3 分の 1 ほどに抑えられるようになります。
4 ヶ月かける理由
髪は、毛根から伸びてくる速度が月 1 cm 程度。施術ごとに、新しく伸びてきた毛も、補修した毛も含めて全体を整えていく必要があります。
1 回で全部やろうとすると、薬剤の負担が大きすぎる。月 1 回ずつ、4 ヶ月かけてゆっくり育てていくのが、結局いちばん髪にやさしいのです。
料金面の目安
1 回 ¥18,000 × 4 = ¥72,000。月 1 回ペースで 4 ヶ月。完了後はメンテナンスで 2 ヶ月に 1 回 ¥15,000 程度のご来店ペース。
「最初に投資、あとは維持」のモデルです。年間でみると、市販シャンプー&トリートメントを高品質ラインに切り替えるのと、ほぼ同じくらいの費用感に収まります。
まとめ
髪質改善は、お薬を 1 回貼れば治る、というものではありません。4 ヶ月、4 回。長いように感じますが、「ここから先 10 年の髪のための、最初の 4 ヶ月」と考えると、悪くない投資だと私たちは思っています。
ご相談だけでも歓迎します。お気軽にどうぞ。