— How a kominka became a tea-room.
— 茅葺の屋根を、銅板に葺き替えました。1942年
— A house, built by hand.
1942年、祖父が自ら木を選び、近所の大工と一年かけて建てた家です。八畳の母屋に、四畳半の離れ。あいだに小さな庭を抱いていました。戦中の物のない時期に、家具はどれもふた回り小さくつくられたそうです。
戦後、祖父は大工を辞めて呉服屋を始めました。家はそのまま、住居として使われ続けました。戦後の福岡が変わっていく中で、ここだけが、ずっと前の景色を残していました。
— Connecting the two rooms.
2018年、家を継いだとき、わたしはまずこう決めました。「壊さない、足さない、ととのえる」。
母屋の畳を入れ替え、離れの建具を磨き直しました。そして、ふたつの建物のあいだの庭に、新しい縁側をひとつ通しました。
母屋と離れが、その縁側でつながった日に、店の名前を「結(むすび)」と決めました。家のかたちが、店のなまえになったのです。
壊さない、足さない、
ととのえる。
— 改装の三原則
— What I keep here, today.
いま結で大切にしているのは、たった三つのことです。一、急がせないこと。二、説明しすぎないこと。三、お客さまの帰り道のことを、考えること。
席は最大十二、お抹茶も、お食事も、お一人ずつ淹れ、お一人ずつ盛りつけています。だから、ご来店から退店まで、二時間ほどお時間をいただいています。
ゆっくりは、
もてなしのいちばん芯です。
ご予約は前日までに、お電話またはメールで承ります。当日のご来店は、空席がある場合にかぎり、お迎えしています。お急ぎの方には合わない店かもしれません。けれど、お時間を取って来てくださる方には、必ずやよい一日になるよう、こころを尽くします。
家を継いで、八年。
訪れる方が、家を好きになってくれます。
そのことに、毎日いちどは、感謝をしています。
— Yumi Kawano, 二代目
ご予約・お問い合わせ →